パンジーの刺繍が思いのほか力作に仕上がったので、同じ刺し繍の技法を使ってポピーの刺繍もしてみました
パンジーの刺繍のご紹介はこちら☟
花びらはグリーンを少し加えて若々しく
花びらはパンジーと同じ長短刺し繍いで繍いました
長短刺し繍いとは、針足の長さを交互に変えながら内側に向かって糸を重ねつつ繍い進めていく技法で、細かいグラデーションを表現するのが楽しい刺し方です
フランス刺繍刺繍のロングアンドショートステッチと少し似ています^^
色はピンクを2色と中心には少しライトグリーンを入れて若々しい感じにしました
花芯は表現が難しい…
花芯は悩みに悩んでこの形になりましたがもっと繊細に繍いたかった…今後の課題ですが写実性を出すって難しい…
相良繍いで形を作り、中心は辛めに撚った絹糸で放射状に糸を渡しました
蕾は花びらと同じ質感で、茎は太さを調節しつつ…
蕾も花びらと同じく長短刺し繍、先端をちょっとだけピンクにしたのがポイントです(*´ω`*)
茎は駒取りで辛めに撚った糸を留めました
駒取りは二つの駒を使い2本の糸を一緒にとじていく方法を駒取り1回と呼びます
今回は糸2本分では細すぎたので、もう1回分隣に密着させて繍い、合計4本の糸で茎を繍いました
このように駒取り1回を密着させて2回繍うことを駒取り2回と呼びます
また、蕾の方の茎はお花の方より微妙に細くしたかったので、駒取り1回に1本だけ足して駒取り1回半で繍いました
(駒取り1回半の場合は、最後の1本を隣り合う1本と一緒に繍いとめます!)
使用した技法まとめ
花びら | 長短刺し繍い | 平糸 |
花芯 | 相良繍い | 撚り糸(甘) |
蕾 | 長短刺し繍い | 平糸 |
茎(花) | 駒取り2回 | 撚り糸(辛) |
茎(蕾) | 駒取り1回半 | 撚り糸(辛) |
図案も自分で描ければいいのだけれど…
今回は図案もいちから自分で描いたのですが、昔から絵が苦手で…
もっと複雑な図案も自分で描ければいいなあと思っていたけれど、苦手なことに時間や労力をかけるより刺繍の勉強に費やした方がいいかなあとも思います…
日本刺繍の図案集はなかなか手に入らなかったりしますが、フランス刺繍の本やイラスト集、和柄のぬりえなどを上手く使えばいいですね^^
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