こちらでは「日本刺繍をおうちで始めたい!」という方に向けて、基礎的な繍い方を写真を交えながら解説していきます^^
今回は下ごしらえ繍いの中の、縦繍い切り・なり繍い・斜め繍い切りについてです!
どれもよく使う技法で、日本刺繍の基礎中の基礎です
縦繍い切り
縦繍い切りとは、ものに対して縦方向に繍い切っていく技法です
まず中心に糸を渡し、左右に分けて半分ずつ面を埋めていきます
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/392CF687-2A88-4AEC-95ED-077B54D45B91-1024x768.jpeg)
常に最初に繍った中心の糸に対して平行になるよう糸を渡しながら繍い進めていきます
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/ADD7037C-DEED-4FB5-BF9A-53B31D472BB0-1024x768.jpeg)
糸の方向がバラバラにならないよう注意しましょう^^上の写真のように糸間隔が開いたりしないよう、常に等間隔に並べるように…
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/B2861D56-761A-454A-A5C9-1CD58B8FCA54-1024x768.jpeg)
なり繍い
なり繍いは刺繍するものの横方向に糸を渡して刺繍していきます
縦繍い切りと同じく最初に中心に糸を渡し、半分ずつ繍い埋めていきます
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/CD4C13BD-0C03-4386-8791-8A03A40EB023-1024x768.jpeg)
こちらも平行を意識して繍い進めます
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/FF18B7A5-7F86-4CA4-A61A-71A12AEADB86-1024x768.jpeg)
斜め繍い切り
葉っぱや花びら、紐など縦長のものを刺繍するときは斜めに糸を渡していく斜め繍いきりで刺繍することが多いです
少し曲がった形のものを刺繍するときは、右回りに少しずつ角度を変えながら繍い進めると、刺繍に動きを出すことができます(針回し)
針回しは常に右回りに進めていくため、刺繍するものがどちら向きに曲がっているか繍い始める場所が違ってきます
菊の刺繍を例にしてみてみます
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/BBF2BAFD-1FF6-46F0-B9A1-00DA797D0115-1024x768.jpeg)
慣れないうちはどちらの方向に繍い進めるか難しいですが、わたしは取り敢えず繍ってみて「何か変だな…」と思ったときは反対側からやり直すようにしています笑
![](https://naokootsuka.com/wp-content/uploads/2022/08/EC68A233-CE12-4EF3-8AA5-4FF0ABBB7C33-1024x768.jpeg)
なんとなくお花が生き生きとして見えます…!
まとめ
いかがだったでしょうか
繍い切りは日本刺繍の基本、シンプルな繍い方だからこそ丁寧に仕上げたいですね
今回は全て撚り糸での解説でしたが、繍うモチーフによって撚り加減を調整し、撚りを揃えながら繍い進めるのも美しく仕上げるために大切です
最後までお読み頂きありがとうございました𓂃 𓈒𓏸❁⃘
日本刺繍を学びたい方、学んでいる方の何か参考になりましたら幸いです
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